純鉄加工

炭素量0.02%以下の電磁純鉄加工

純鉄の特性
炭素量0.02%以下の鉄
比重 7.87 (SUY-1)

我々が普段目にする鉄は様々な元素を追加した「鉄鋼」であり
炭素や他の元素、不純物元素の割合が少ないものを純鉄と言うようです。

用途によっては鉄成分の高いものが求められ
主に純鉄の使用は高磁束密度、高透磁率、低保磁力を狙った製品となります。

純度が高くなるほど機械的強度は下がり、機械加工性も下がります

産業用途は価格面で当面先と思いますが
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)や科学技術振興機構では
99.999%以上に純度を高めた純鉄の製造研究も行っており
超高純度になると錆びないと言われています。

主な材質

SUY-1

主な加工技術

旋盤加工
マシニングセンター加工

金属加工で作る純鉄製品

純鉄は炭素量、不純物が共に少ない事から絞り性、冷間鍛造性に優れる材料であり リレー、電磁石、ソレノイドコアなど薄肉製品か塊部品に用途が限られ 当社の様な金属切削メーカーへでの部品製作はあまり多くありません。 φ50~φ200程度で加工精度を要する製品、また純鉄用途としては比較的大きい製品で 当社をご活用いただけるものと思います。 実績としては電子ビーム通過部の製品等となります。

NC旋盤 森精機製作所 SL-15 φ160×525 5台
NC旋盤 森精機製作所 SL-20 φ210×520 1台
NC旋盤 森精機製作所 SL-300A φ420×718 1台

マシニングセンター(立形) 森精機製作所 SV400 600×430×460 (12000rpm) 1台
マシニングセンター(立形) 森精機製作所 SV503 800×510×510 (10000rpm) 5軸 1台
マシニングセンター(立形) 森精機製作所 SV503B 1020×510×510 (10000rpm) 1台
マシニングセンター(立形) 森精機製作所 NV4000 600×400×400 (12000rpm) 5軸 3台