ステンレス加工

SUS303~630まで各種加工部品を提供いたします。

ステンレスの特性(SUS304)
比重 7.93
熱伝導率 16.3(W/m℃)
熱膨張係数 17.3(x10⁻⁶/℃)

ステンレス鋼(stainless steel)のステンレスというのはstain(よごす、よごれる)にlessを付けたもので
‘よごれない、よごせない’という意味で、いつまでもよごれない(錆びない)鋼を表します。

鉄にクロムを加えることでクロムが空気中の酸素と結合し表面に薄い不動態皮膜(酸化被膜)が形成されるため
錆びの発生を防ぎます。

ねばく、加工硬化を起こす事から鉄に比べ加工性の悪い材料となります。

主な材質

切削性、耐食性、耐酸性を高めたもの、快削性を持たせたものなど
用途に応じて多種のステンレス鋼が使用されます。

<オーステナイト系>
SUS303 快削ステンレス鋼
SUS304 18-8ステンレスの代表鋼種。耐食性、溶接性に優れる。
SUS316 Moの添加により耐食性・耐酸性が良く、特に耐海水性に優れる。

<フェライト系>
SUS430 18Crステンレスの代表鋼種。冷間加工性に優れ、磁性がある。

<マルテンサイト系>
SUS420J2 熱処理により高硬度を得られる。炭素含有量が多いため耐食性は劣る。
SUS440C 熱処理によりステンレス鋼の中では最も高硬度を得られます。
     炭素含有量が多いため耐食性は劣る。

<析出硬化系>
SUS630 析出硬化系ステンレスの代表鋼。
     固溶化熱処理後に析出硬化を施す事で304比2倍の高強度と304同等の耐食性を持つ。

主な加工技術

旋盤加工
マシニングセンター加工
ワイヤー放電加工
MIM
各種熱処理
各種表面処理

ステンレスの多様性

錆びない鋼材として使用されることが多いステンレスですが、 用途に応じいくつもの種類でご引き合いをいただきます。 耐海水性、耐薬品性への用途 焼入れでの硬さを求める部品 析出硬化により残留応力・経年変化が無い状態で硬さを求める部品 異種材との合わせの為に熱膨張係数を意識した部品 性能に応じたステンレス種があるように、加工においても攻め方が異なります。 多様な材質において当社の知見をご使用下さい。

マシニングセンター(横型) 牧野フライス製作所 a51nx 560×640×640 (20000rpm) 1台
マシニングセンター(横型) 牧野フライス製作所 a51 560×560×600 (20000rpm) 2台
マシニングセンター(横型) 森精機製作所     NH4000 560×560×630 (14000rpm) 1台
マシニングセンター(横型) 森精機製作所     SH50 560×560×630 (14000rpm) 1台

マシニングセンター(立形) 森精機製作所 SV400 600×430×460 (12000rpm) 1台
マシニングセンター(立形) 森精機製作所 SV503 800×510×510 (10000rpm) 5軸 1台
マシニングセンター(立形) 森精機製作所 SV503B 1020×510×510 (10000rpm) 1台
マシニングセンター(立形) 森精機製作所 NV4000 600×400×400 (12000rpm) 3台

NC自動旋盤 森精機製作所 ZL-15S φ40×100 2台
NC自動旋盤 森精機製作所 SL-15 φ32×525 3台
NC自動旋盤 スター精密 VNC-20 φ20×140 2台

NC旋盤 森精機製作所 SL-15 φ160×525 5台
NC旋盤 森精機製作所 SL-20 φ210×520 1台
NC旋盤 森精機製作所 SL-300A φ420×718 1台