無酸素銅加工

水冷・空冷ヒートシンク、ブスバー等の製造を承ります。切粉排出量は月1トンを超えます。

無酸素銅の特性(C1020)
比重 8.94
熱伝導率 391(W/m℃)
熱膨張係数 17.0(x10⁻⁶/℃)

銅は古くから人間の生活に密着した金属であり、
いくつかの優れた性質があります。

電気抵抗が小さい(電気伝導性がよい)
熱伝導率が高い
塑性加工がしやすい

この塑性加工がしやすく、やわらかく展延性が高いため機械部品としては不向きであり難削材の一種ととらえられる。

銅はJISの規格で三種類あります。

C1100 タフピッチ銅 >99.90%
C1220 りん脱酸銅 >99.90%
C1020 無酸素銅 >99.96%

酸素を含むタフピッチ銅は600°以上の過熱により水素と反応し、
水素脆性(亀裂)をおこすため還元雰囲気での高温加熱や溶接、はんだ、ろう付けには使用ができません。

りん脱酸銅はりん(P)により酸素が除去されており水素脆性はおこしませんが高温時にそのりんがガスとして揮発します。

無酸素銅はこれら二種銅材の欠点が無く、純度が最も高い銅のため
電気伝導率、熱伝導率等のあらゆる性質が高くなります。

電子機器用ヒートシンク、通信ケーブルなどに使用されます。

主な材質

C1020

主な加工技術

旋盤加工
マシニングセンター加工
各種表面処理